エピソード2


大観は無類の動物好きで、中国で買ってきたロバをはじめ、 犬、小鳥、猿、孔雀などを飼っていた。
動物の中でも犬を一番に好み、柴犬が好きで、 オスには頓寿か甚兵衛、メスには桃という必ず決まった名前を付けて飼っていたという。
 
大観には孫の面倒を見るという一面もあり、 虫を捕まえてみたり、花を一緒に見たりすることもあった。
 
何事にも興味を持つ大観の性格は流行に敏感であり、 新しいもの好きでも知られた。
話題が豊富であったと言われる理由はこういう性格が関係していると思われる。
 
また作品に対しての考え方であるが、 自分で自分のものを創るということに非常にこだわりを持った。
創造していくことが貴く、決して人のマネをしてはいけないと考えた。
自分が日本人であるという誇りを持って作品を作った。
こだわりを持って製作に取りかかるが、考え方自体は柔らかく、 自分の作品は昨日と今日で変わっていても良い、 まったく変化がないものは駄目であると考えた。
 
写生帖を常に持ち歩き、 食事中であろうとも作品の構想ができると夢中で描くこともあった。
製作に関しては一度で完成というようなことはほとんどなく、 何度も何度も描きなおすということが多かった。
掛け軸であれば6、7枚くらいは普通であり、 多いときであれば十数枚くらいは描きなおした。
描き潰したものに関しては、風呂の釜戸で焼いてしまったという。 画材の手入れに関しては自らが行っていた。

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