エピソード1


熱烈な勤王派であった父・捨彦、思想家としても著名であり 国粋主義者とも称された師・岡倉天心の影響を色濃く受けた大観は、 自身も国粋主義的な面を持ち、 日本の象徴である勇美な富士山を好んで題材とすることが多かった。
しかし大観は、富士山が好きだが一度も登ったことはなかったという。
また、皇室にもたびたび絵を献上するなどもしていた。
 
酒を好むようになってからの大観は食事では飯をほとんど口にせず、 酒と肴だけで済ませていた。
飲めば一升酒だがじっくり飲むタイプである。
好んだ酒は日本酒がメインであり、 ときにワインやウイスキーなどであった。
晩年は徳利一合に酒半分、お湯が半分というような飲み方をしていた。
 
昭和初期に推進酒造の社長・山根薫と知り合った大観は 毎年無償で『酔心』という酒を送ってもらい、 代金の替わりに自分の絵を送っていたという。
「一生の飲み分を約束」した山根より無償で大観に酒が送られていたものだが、 山根は年に四斗樽で何本も注文が来るので驚いた。
また大観から送られてくる絵のおかげで醉心酒造に大観の記念館ができることとなった。
 
大観は酒の肴は梅干、納豆、沢庵、牛蒡などを好むベジタリアンで、 カニとフグは食べなかった。
カニはその姿から食べるようなものではないと考え、 フグは毒にあたることを恐れたためといわれている。

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