中国旅行


明治43年から横山大観は、同じく日本画かである寺崎広業、 山岡米華らとともに中国旅行に出た。
わずか3ヶ月くらいの小旅行ではあったが、万里の長城などを見て回った。
 
当時は新しい時代を切り開いていこうとする派閥、 新派と呼ばれる人たちはあまり中国に旅行をすることは少なかった。
そのころは西洋の文化が日本に多く取り入れられている時期で、 西洋至上主義のような人間も多かったからだ。
日本画に新しい風を起こしていた日本美術院の人間である横山大観も、 もちろん新派に分類されていたため、こういうケースは非常に珍しかった。
 
中国を視察した大観は、 その経験を通して日本画に新しい可能性を見出すなど多くのヒントを得ることになる。
中国旅行を通じて中国の新しい都市風景を発見し、 新しいイメージで捉えなおした。
明治以降、大正に入ってからは多くの日本人が中国を訪れることになり、 多くの人が中国に対する認識を改めるようになりますが、 そういうことからも先駆けて中国旅行をしていた横山大観の行動は、 歴史的に大きな意味を持っていると言えた。
 
なお動物好きで知られた大観は中国でロバを買って帰り 『長城』と名前を付けて、飼うことになる。
しかしロバは飼ってみると臭いし、いななくし、 近所迷惑になるということで上野精養軒に引き取ってもらった。

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