海外の展覧会


ニューヨークでの視察をしていた横山大観と菱田春草であるが、 いくら安宿を泊まり歩こうとも、やがて資金は底が見えるようになってしまった。
このままではいけないと思った二人は、インドのときのように展覧会を開くことにする。
 
しばらく部屋にこもって二人で絵を描き続け、 描きたまった作品でニューヨーク展覧会を行ったのである。
この展覧会では、思い切って絵に高い値段をつけてみたりしたが、 何故か高い絵から売れるという好循環を生み出し、大成功を収めることができた。
豊富な資金を得た二人は、その一部を日本に送金したり、 そのお金でまた視察を続けるなどして、 お金が尽きてくるとまた展覧会を開くといった具合の生活を送っていた。
 
インドをはじめ、アメリカなどで積極的に展覧会を開くなどの海外活動が、 日本美術を海外へと広める先駆けとなった。
 
ニューヨークでの視察の後、ボストンに移って岡倉天心と合流し、 ボストンでも展覧会を開いたが、そこでも大成功を収めた。 
ボストンでの生活は、天心のために和室を作ったり、日本食の料理を作ったりもしていた。
アメリカで借りる部屋はもちろん洋室であったが、 万博で買ってきた茣蓙を床に敷いたり、壁に布をつけて飾りつけるなどして、和室の演出をした。
料理も慣れていなかったものの、春草と二人で恋しい日本の味を思い出しながら料理を作った。

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